広告業界
公害、買い占め、政治との癒着といった一連の企業批判が、高度成長が過熱化した40年代後半にひとつの大きな社会的なうねりとして産業界を襲ったことは、まだ記憶に残っています。
その後に続く2年間あまりの不況は、企業をして、さらに自信喪失と沈黙化の傾向を強め、他面においては、高まりつつある社会世論や企業批判の声に迎合しすぎると思われる風潮さえあったのではないでしょうか。
広告代理店でも長かった不況のトンネルに光が見えはじめたのと歩調を合わせるかのように、企業や財界の新しい姿勢での"復権"を志向する声が、あちこちに出はじめました。