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2011年01月 アーカイブ

交通機関とは

交通機関とは、単なる移動手段として利用するだけでなく、車窓風景を楽しむことによって、その価値が倍増するのではないか。


ここまで偉そうにいっておきながら、わたしはバスが香深井に着くまで、ほとんどウトウトしていた。


天気がよければ無理しても眠らなかったであろうが、曇っていていまいち景色がパッとしなかったので油断していた。


まあこれは言い訳にしかならないが、睡魔とは悪魔の一種であるから、これには勝てるわけがない。


しかしバスから降りた途端、悪魔は消滅した。


香深井とは、香深に井がついただけの地名だ。


語源が一緒なのかもしれない。


そして、旅の最終日は北海道 小樽 寿司が待っている。

素晴らしい

北見の方から無加川の流れに沿って、昔、北見の鹿が冬を越したという名のある北見富士を正面に見る北海道ツアーコース、もと日本の水銀のほとんどを産出したといわれたイトムカ鉱山が閉山されてからは、


十一月以後はバスが通っていないが、しんとした雪山を、よく切れる刃物で切り割ったような積雪の切り割りと、とぎあげたような路面は実に素晴らしいの一語につきます。


この辺は木材を運び出すトラックでもない限り、行き交う車なんてありません。

静狩峠

来馬川から寿都湾までは直線距離で約26キロだから、何と、約50対1という比率で太平洋側に偏った、極端に非対称な分水界なのである。

しかも、分水界の一番低いところは来馬川の河床とほとんど同じ高さであるのに対して、そこと海との間は180メートルもの高さの断崖になっている。

だから、両側の傾斜と高さとがともにひどくちがうという意味でも、この分水界は極端に非対称なのだ。

こんな奇妙な地形がどうしてできたのかはわからないのだが、これを地図の上で眺めているだけでなく実際にこの眼で見たい、というのが、このために北海道 旅行を決行した私を静狩峠へ向かわせた、もう一つの動因であった。

というわけで、峠でみんなと一緒に一休みしたあと、改めて心を躍らせて、来馬川の谷への下りにかかったのである。

道はなおも3度、谷奥へ入りこむ迂回を繰り返しながら、次第に谷底へ降りていった。

降り切ったところで現国道に合し、1キロほど東でまたそれと別れるが、その途中で来馬川を渡る。

川幅は3メートルぐらい。

澄んで底の礫をすかしているのになぜか赤紫がかった黒に見える水と、川岸の林の日にきらめく若緑との取り合わせが眼を細めさせた。

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